股関節のトリガーポイント:筋肉、皮膚、靭帯、腱などに形成され結節を
押圧されたときに強く関連痛として痛みが出るポイントを指します。
症状によって特定の診断ポイントでもあり、施術ポイントでもあります。
(様々な症状の原因点/診断点と治療点の両方を持ち合わせております)
photo by Myofascial Pain &Dysfunction TriggerPointManual J,Travell&D,Simons
股関節のトリガーポイントは、筋肉の負傷または過剰な運動により筋肉線維に小さなシコリ・結節が形成される圧痛点です。
股関節トリガーポイントの特徴は、 ポイント(圧痛点)を押圧すると放散痛が下肢の部位に現れることです。
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腰椎深部の背骨に沿っていくつかのトリガーポイントが形成され、
臀部や股関節の周囲そして腸骨稜にもトリガーポイントが形成されます。
※深部に形成される 腰方形筋のトリガーポイントが臀部に痛みを誘発させます。
出典:www.triggerpointtherapist.com/
腰方形筋の筋群は、腰の筋肉群の奥深くに位置しているいくつかの小さな筋肉で構成されています。
長方形の形状で腰椎の両外側にあり、腸骨稜を起始とし腰椎の横突起と肋骨の第12肋骨に付着する。
腰方形筋は姿勢保持に関わるとても重要な筋肉です。
腰方形筋の働きが弱くなると側腹部の安定性が保てなくなります。
また、腰方形筋の筋緊張により腸骨稜の高さが左右で異なるようになります。
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■ 小殿筋トリガーポイント・圧痛点は下肢外側部に鈍痛を発生させます。
【注意】
腰方形筋からのトリガーポイントは、股関節機能不全を引き起こし、
新たにトリガーポイント・圧痛点を形成し二次的な股関節痛を発生させます。
患者様の股関節周囲痛の原因が股関節か?
腰痛か? テンソル筋膜張筋・・? 腸腰筋症候群か?
痛みの原因を正しく評価するために慎重に行われないと問題解決に時間を浪費することにつながります。
股関節の痛みの原因を確定し、変形性股関節症、梨状筋症候群、腰痛からの臀部痛、その他の痛み原因に対応した施術をおこないます。
「初めて施術を受ける方は、不安で一杯だと思います」
「施術に関して心配なことがあれば いつでもおっしゃてください」
骨盤矯正で仙腸関節の機能不全を改善後、四肢調整、「神経マッサージ療法」、など必要と思われる施術を行ないます。
股関節部位のトリガーポイント療法を行ない痛みの緩和、改善に努めます。
※トリガーポイントの部位によっては「超音波療法」も取り入れますし、
必要であれば筋肉深部のトリガーポイントによる押圧もおこないます。
◆臀部後部が痛い‐腰方形筋、殿筋群、梨状筋のトリガポイント部位を確認し治療ポイントに軽い押圧、筋膜リリースを施し経過を観察し痛みの軽減に努める。
◆鼠径部前部が痛い‐内転筋群、恥骨筋のトリガポイント部位に軽い押圧、筋膜リリースを施し経過を観察し痛みの軽減に努める。