自律神経失調症のハッキリとした原因は、今だ解明されていません、いろいろな仮説をつなぎ合わせたのが現状です。
何が原因で今の症状が発病したのか、性格、生活環境、人間関係などに何か問題はなかったか積極的に自分自身も治療に取り組んでいくことが大切です。
自律神経系は脳や体が活動している時は交感神経が働き、体を休める時や夜間は副交感神経が活発に働いてくれます。
交感神経と副交感神経は12時間サイクルで繰り返しながら働いているが 夜更かしなどの生活のサイクルの乱れが自律神経系に悪影響を与える事が多い。
ストレスとは ウィキペディアよりストレス (生体)
普段の生活の中で「ハラハラ」「イライラ」は誰にでも起こることですが、長時間繰り替えらされると自律神経系に悪影響をあたえます。
また、仕事での対人関係も自律神経に影響をおよぼします。
食事の乱れも自律神経系にはよくありません。
糖分の取りすぎやアルコール、油分、塩分の過剰摂取など栄養のバランスが自律神経系に影響します。
特にビタミン・カルシュウムの不足には注意しましょう。
更年期障がい・うつ病・ホルモンの病気がもとで自律神経系が乱れる事があります。
※体のだるさが長期に続く時は、専門医師のホルモン検査を受けることをおすすめします。
目まい、手が震える、立ちくらみ、耳鳴り、吐き気、頭痛、
生理不順、便秘と下痢の繰り返し、冷え性、顔のほてり、
慢性疲労感、風邪をひきやすい、慢性的な肩こりなど
自律神経失調症になると、自律神経のバランスが乱れさまざまな症状が現れ、個人によって症状の強弱があり、特定できません。
※抗精神病薬や抗不安薬などの副作用により、自律神経失調症の症状に 似かよった複数の症状が起きることもあります。長期間、薬を服用している方は、お医者様とご相談してください。
自律神経失調症は、ストレスが原因で自律神経系のバランスが乱れ症状が現われる疾患。うつ病はストレスが原因で、脳内の神経伝達物質の分泌の不足によって症状が現われる疾患です。(神経伝達物質の分泌には不明な所も多くあります、一説として)
また、うつ病の場合には、特徴の一つに「日内変動」の症状が多くみられ
気分の落ち込み、無気力感の症状がでます。
情緒の不安定、イライラ感や不安感、うつ症状、集中力・記憶力の低下、意欲低下などが起きます。
胃潰瘍・十二指腸潰瘍・過敏性大腸炎・気管支ぜんそく・片頭痛・筋緊張性頭痛・めまい・メニエール病・更年期障がいなど
どれも交感神経系のアンバランスがもとで起き、これら病状の
原因はストレス性が多いと言われている。
交感神経と副交感神経の働き
交感神経の働き | 副交感神経の働き |
---|---|
心拍数増加 | 心拍数減少 |
瞳孔が拡大 | 瞳孔が縮小 |
排泄・分泌機能の低下 | 排泄・分泌機能の向上 |
白血球数増加 | 白血球数減少 |
脳や神経が興奮する | 脳や神経が静まり眠くなる |
胃腸の働き抑制 | 胃腸の働き促進 |
子宮縮小 | 子宮拡張 |
気管支拡張・呼吸促進 | 気管支収縮・呼吸抑制 |
引用【心の病気について考えよう】
交感神経と副交感神経の働き
自律神経には「交感神経」と、「副交感神経」があります。
必要におうじ生化学がおき、偏らずにバランスが保たれている状態が健康体です。
自律神経とは、心臓の鼓動や肺呼吸 内臓の生理的機能を24時間 自分の意志とは関係なく自動的に働いてくれる神経器官のことです。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、心臓や内臓の血液の流れなどを管理し、呼吸、消化、吸収、代謝など、内臓の働きを自動調節してくれます。
体の活動を促進(交感神経)・抑制(副交感神経)してくれていた神経器官調節の機能に誤作動の状態が「自律神経失調症」です。
本来は、一方が活動を抑制し、もう一方が活動を促進することで、体調管理を自動で調整してくれています。
成人の頭の重さは約5~6㎏です。頭部を支えてバランス運動をおこなっているのが主に上部頸椎です。
現代社会では、パソコン、スマートホンの活用で生活が便利になり、その反面、体に日常的負荷をかけざる得ない社会生活が営まれています。
肩こり、腰痛、自律神経失調症、うつ病・・・。
上部頸椎(第一頸椎、第二頸椎)には延髄があり、体の自律神経全体の機能に多くかかわっています。
また上部頸椎は脳の血液循環を管理し生命の維持機能を司っています。
自律神経系で大切な筋肉がもう一つ、乳様突起からの胸鎖乳突筋は「総頸動脈」や延髄から出ている太い「迷走神経」を胸鎖乳突筋に巻き付きながら鎖骨方向に下降しています。
頭頸部はとても複雑な解剖分野で、神経群、血管群、筋肉群、骨群(頸椎・頭蓋骨)この構成を見るだけで自律神経系がいかに健康維持に関わっているかが分かります。
首の付け根、上部頸椎(第一頸椎、第二頸椎)の筋肉群をほぐすといろいろな体の不調が緩和し自律神経失調症の改善が期待できます。
例、頭痛・めまい・耳鳴り・ドライアイ・のぼせ・ふらつき・慢性疲労・うつ状態などの症状がでます。
※ホルモン障害で疲労感が出る事があります、長びく症状の方は、一度、専門医師のもとホルモン検査をおすすめ致します。
上部頸椎に付着している 後頭下筋群(大後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)、胸鎖乳突筋をほぐすには 骨盤矯正(脊柱起立筋は腸骨稜から頸部の方まで走行)が必要です。
次に大腰筋から横隔膜筋をゆるめ、四肢調整を行ない最後に頭蓋骨調整と上部頸椎の施術になります。
一般的に自律神経失調症と言われている場合の施術の流れになります。
専門的な知識が必要になりますので自宅では 簡単にできる方法として提案します。
※自宅では、お風呂で首までお湯につかり 血行をよくし上部頸椎の筋肉群を「本当に軽い押圧」のみが 好ましいと思います。
筋肉を過度に押圧したり、ストレッチを加えると 筋肉反射が起き
痛みや病状がよくない方向に向かいますので注意が必要です。
後頭下筋群(大後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋)+小後頭直筋、胸鎖乳突筋(周囲筋肉も含む)筋肉の緊張をゆるめ、
交感神経と副交感神経のリラックスさせ調和をはかると
自律神経失調症的な症状に効果が高いです。
首の付け根の大後頭直筋・小後頭直筋・上頭斜筋・下頭斜筋 をゆるめると症状は緩和します。
首のこりが出ると必ず 背中にも二次的障害のトリガーポイントが現れ症状を一層複雑にします。
只今、更新中です。
16/10/2015 現在
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