自律神経と脳内ホルモンについては、神経内科・脳機能科学でも未開の分野で10年後には今の常識が非常識になりえる領域です。
ストレスとは、何らかの刺激が身体・精神(こころ)に刺激が入り生化学的な身体反応がおきる現象です。
快楽でも苦痛もすべてがストレスに値します、どの刺激も同じ刺激です。
個人の感情スイッチにより、感情における現象を消化できますが、苦痛の感情現象の多くが脳内を占領しますと、身体に悪影響がでます。原因の一つに脳内物質(脳内ホルモン)の不足か、脳内物質の過剰供給です。
「心と体に受けるあ刺激 = ストレス」
自律神経は脳からの信号を全身に伝達するのが仕事です。
脳内のホルモンが60以上がるのが確認され、これまでに20種類程度の機能が解明されています。
人間の感情や行動に影響を与えるのがドーパミン・ノルアドレナリン・セロトニンなどの神経伝達物質でこれらをモノアミン神経伝達物質と言いますが、自律神経系に大きく影響を及ぼすものとして知られています。
神経内科では自律神経失調症の原因は、これらの神経伝達物質の異常分泌、バランスの崩れが原因で引き起こされ、神経伝達物質の薬投与調整することが直接的な症状の改善につながるとされていますが、これが大変難しく患者様本人も、今の病状が薬による変化なのか、病状が悪化しているのか自分の体ですが、負の迷路に入り出口が見えなくなるのが現状です。
自律神経のバランスが乱れる原因は、睡眠不足による睡眠起床時間が乱れなど不規則な生活、お仕事などの過度なストレス、対人関係、食生活の乱れ、運動不足、生活環境の変化などです。
脳内では過度のストレスに対応しますが、不規則な生活などにより対応能力が低下し、脳内伝達物質のセロトニンが不足低下をおこし自律神経機能が低迷します。
【ドーパミン】
快楽物質でやる気を引き起こす神経伝達物質でもあります。
嬉しいい、楽しい、幸福感など快楽、行動意欲に関与し「わくわく、ドキドキ感」にもドーパミンが分泌します。脳が快楽を感じると学習して再びその行為や行動をしたくなりギャンブルなどの依存症なるわけです。
【ノルアドレナリン】
神経を興奮させる神経伝達物質「ノルアドレナリン」は、意欲、やる気をだすホルモンですが、神経興奮が継続されるとノルアドレナリンの一部が変化し「アドレナリン」に変わります。
人間の意志を決定し維持する集中力と記憶、積極性、痛みをなくするなどの働きがありますが、原始的な面もあり強く神経興奮をおこすと交感神経が刺激し心拍数や血圧をあげ敵に対抗する役割があり、現代社会においはストレス を受けたときに「キレた状態」になります。
ノルアドレナリンは「怒りのホルモン」とも言われ、外部からの攻撃やストレスに対し、闘争あるいは逃避反応をおこさせ、交感神経を活性化させます。
ノルアドレナリンが不足すると「うつ状態」ノルアドレナリンがもしなかったら意欲無し、判断力無しの人間ができあがり廃人状態になり、生活の意欲と生きる生存本能を生み出すのには、必要不可欠なホルモンです。
ノルアドレナリンが過剰すぎると「躁」状態を引き起こし、血圧、血糖をあげる作用があるためノルアドレナリン の過剰状態が続くと高血圧、糖尿病の発病の要因になります。
ノルアドレナリンのバランスが取れている人は「性格が安定」します。
少なすぎても多すぎてもいけない、バランスが大事です
【セロトニン】
セロトニンは脳内で分泌され、リラックスしている時や気持ちが満ち足り安定ている時に多く分泌されるホルモンです。ストレスで交感神経が緊張、興奮した状態から心を落ち着かせるはたらきを持っています。
一般的に、幸せホルモンと言われているセロトニンを増やすためには「規則的な生活」や「十分な睡眠」などの生活習慣を改善することが第一です。
朝起きて太陽の光を浴び、ウォーキングなど適度な運動とバランスの良い食事(大豆食品、肉、魚)を摂るなど、規則正しい生活を心がけましょう。
食物繊維や発酵食品をとり腸内環境の改善に努めることも大切です。
さらに、複式呼吸や胸式呼吸を取り入れ自律神経のバランスを整えましょう。
胸鎖乳突筋や首の付け根の筋肉を軽く刺激をいれ伸ばす様にしましょう
自宅でおこなえる自律神経の活性法です、できる範囲で継続してください
まずは、3ヵ月以上お願いします。
【自分で症状の改善が無理と判断した場合】
自分の考えに合った治療院・病院で、なおかつ患者様のお話をよく聞いてくれる、信頼のおける所を探しましょう。