胃ガンに対する 可視総合光線療法

一般財団法人 光線研究所  所長 医学博士 黒田一明    -引用-

国立ガン研究センターは、平成28年に新たにガンと診断される患者数は、前年より2万8千人増えて101万200人になるとの予測を公表しました。

この予測は平成26年から始まりましが、年間100万人を越えるのは初めてです。要因は、高齢者人口や診断精度が上がったことなどによると考えられます。

部位別でみると、胃ガンは大腸ガンの次ぎ多く、男性で第2位、女性は第4と予測されています。胃ガンの要因には、食生活、飲酒、喫煙などの生活習慣の乱れ、ピロリ菌感染、ストレス、過労などが関与しています。

胃ガン患者はビタミンD不足が多く、光線療法でビタミンD不足、カルシウム代謝を是正するとともに体温、血行状態、免疫機能、骨代謝を良好に保つことが重要となります。

今回は、胃ガンに対する光線治療について文献、光線治療例を解説します。

胃ガン患者における血中ビタミンD濃度と予後(中国の研究2012年)

胃ガン患者における血中ビタミンD濃度と予後について、関連を検討した。197人の胃ガン患者の血中ビタミンD濃度を調べるとビタミンD欠乏者が67.9%、不足者が34%、充足者は8.1%で、90%以上がビタミンD不足の状況であった。

血中ビタミン濃度をステージ別、リンパ節転移の進行別でみると、スーテジⅢ~Ⅳ例、リンパ節転移の進行例でそれぞれ低いことが判明した。さらに、血中ビタミンD濃度を20ng/ml以上と未満で分けて生存率を検討すると、20mg/mlで43%と血中ビタミンD濃度が高いと生存率がよいことが明らかになった。

■ビタミンDは胃ガン細胞の増加を抑制する(韓国の研究2011年)

胃ガンの細胞を使った実験で、ビタミンDが胃ガン細胞の増殖を抑制するか、さらに抗ガン剤にビタミンDを併用すると抗腫瘍作用を増強するかどうかを検討した。

試験管内に入れた2種類の胃がん細胞のビタミンDを添加するとどちらも増殖が抑制された。さらに、胃ガン細胞に抗ガン剤とビタミンDを同時に添加すると抗ガン剤単独の場合より増殖は著明に抑制された。

以上から、ビタミンDは胃ガン細胞」の増殖を抑制し、とくに抗ガン剤との併用で著明に抑制され相乗効果がみられた。

■ビタミンDはぴろり菌の抗体生産を促進する(イランの研究2007年)

ビタミンDは免疫機能に影響を与えるが、今回、ビタミンDがピロリ菌の抗体生産に与える影響を検討した。その結果、ビタミンD濃度が高いとピロリ菌に対する抗体生産が促進されることが示された。以上から、ビタミンDはピロリ菌の抗体生産を介ししてピロリ菌に抵抗する作用があることが示唆された。

■可視総合光線療法(光線療法の光、熱エネルギーの抗ガン作用)

ガン予防には、一次、二次、三次、四次予防がありますが、基本はガンを含む全ての病において、「予防」に勝る治療はありません。

一次予防では、食習慣、睡眠、運動、飲酒、喫煙、過労、冷えなどの生活習慣の改善とともに光線療法の継続が重要となります。胃ガンの予防には光線療法の光、熱エネルギーで体温、血行を良好に保ち、ビタミンD生産を高めカルシウム代謝を良好にし免疫機能を高めておくことが重要となります。

二次予防ではガンの早期発見、早期治療が重要です。胃ガンの手術が基本的は治療となりますが、その術前術後に光線療法を行うと術後の体力回復、傷の治り、抗ガン剤の副作用やダンピング症状の軽減、骨量低下予防などに大きなメリットがあります。三次予防では転移や新たなガンの予防のため光線療法が利用できます。

四次予防では進行ガンによる体力の低下、痛みなど生活の質の低下に対し、光線療法は食欲、睡眠などの全身症状の改善を介し結果延命につながります。

◆治療用カーボン

1000-4008番、1000-5000番、1000-5002番、1000-6000番など。痛みや炎症には3001-5000番、3001-4008番、1000-4001番など。

◆照射部位・照射時間

両足裏部⑦、両足首部①、両膝部②、腹部⑤、腰部⑥、(以上集光器使用せず)各5~10分間照射、背正中部28、肩甲骨間部⑫、後頭部③(以上1号器使用)、肝臓部27、左右咽頭部④(以上2号器使用)各5~10分間照射。

これらの部位を病態、症状に合わせ照射する。冷えが強い場合は1日2回の治療や治療器2台での治療がよいこともある。

【注意】胃ガンは病院での診察、検査、治療が必要で、光線療法は病院治療に併用します。

■治療例1 胃ガン術後 77歳 男性 無職

◆症状の経過

69歳時、健診での胃の検査は異常なかったが、ピロリ菌が陽性のため抗生物質で除菌した。72歳時の健診で胃ガンの疑いがあり精査を受けた。

胃内視鏡検査、細胞検査で胃ガンと診断され(ステージ1B)、腹腔鏡下手術で胃2/3を切除した。術後はとくに抗ガン剤の治療はなかったが、再発の不安があった。友人に相談したところ光線治療は血行改善、免疫促進、傷跡の改善、胃腸の働きを良くすると説明され、術後に当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボン1000-4008番を使用し、⑦,28,10分間、①②⑤⑥③各5分間、足の冷えがあるときは⑦は20分間照射。

◆治療の経過

自宅で毎日治療を行った。術後は足の冷えが強かったが、治療2~3週間で足が温まり寝付きがよくなった。夜間尿は2回から1回か0回に減った。治療3ヵ月後、傷跡はきれいに治り胃腸の調子はよく食欲もあった。治療1年後、胃や血液の検査は異常はなく体調は良好であった。

その後は光線療法は1日おきに行った。治療5年後の現在、胃ガンの再発はなく経過は順調で、骨量は同年代比較は初診時87%、5年後100%、最大骨量年齢比較は初診じ74%、5年後83%と光線治療で著増している。

■治療例2 胃ガン術後 73歳 男性 会社役員

◆症状の経過

68歳時、心臓検査の際、血液検査でたまたま貧血が判明し、その原因が胃ガンであった(ステージⅠB)。腹腔鏡下手術を受け胃2/3を切除した。術後は食事がつまる感じがあり、腹痛、腹部膨満感などダンピング症状があった。自宅に光線治療器があったので治療法確認のため当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボン1000-4008番を使用し、⑦②⑥28,各10分間、⑤③各5分間咽頭部正面は適宜5分間照射。

◆治療の経過

自宅で毎日治療した。治療1ヵ月後、傷跡がきれいになり担当医は驚いていた。治療2ヶ月後、喉のつまる感じ、腹痛、腹部膨満感などの症状は少なくなった。治療4ヵ月後、食べ過ぎなければダンピング症状は出なくなり、術後の検査は異常なかった。

治療6ヵ月後、体調は良好。治療1年後、ガンの再発や貧血はなく経過は良好であった。治療5年後の現在、体重は5kg増えて、喉のつまる感じは多少続いているが、ガン再発はなく光線療法の継続で体調はよい。

■治療例3 胃ガン術後 55歳女性 主婦

◆症状の経過

47歳時、上腹部の痛み」、重苦しさがあり、時に背中痛みもあった。病院検査ではとくに異常はなかった。この時ピロリ菌が陽性であったので除菌した。

50歳時、胃内視鏡検査で胃ガン(ステージⅡB)と診断された。開腹手術を受け、抗ガン剤を服用した。術後も上腹部に冷え、痛みがあり友人の紹介で当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボン1000-4008番を使用し、⑦,28⑫各10分間、①②⑤⑥③各5分間照射。

◆治療の経過

自宅で毎日治療した。治療6ヵ月後、足、上腹部の冷え、痛みはなくなり、抗ガン剤の副作用は光線治療で少なかった。治療1年後、食欲、便通はよく体重が2kg増えた。

治療後2年後、病院検査は異常なく順調な経過であった。治療5年後の現在、体調がよいので仕事を始めた。

【その他の治療例】①術後に腹膜転移が判明した治療例 男性 69歳 自営業

60歳時、胃ガンで胃の全滴手術を受けた。術後、腫瘍マーカーが下がらず腹膜転移が判明し、抗ガン剤の服用を開始した。光線治療器を持っていないので当付属診療所を受診し、1000-4008番を使用し治療を始めた。

その後腹膜転移は徐々に縮小した。抗ガン剤の副作用は強かったが、光線治療で対応した。治療10年後の現在、貧血があるのみでガンの再発はない。

②光線治療で9年間延命 女性 87歳 主婦

78歳時、健診で胃ガン(5cm)と診断され手術を勧められたが断り、貧血の鉄剤にみ服用を始めた。知人の紹介で光線療法のため当付属診療所を受診し光線治療(1000-4008番使用)を開始した。

その後光線治療でガンの増大、進行はなく経過した。86歳よりガンが進行し腹水が増え、貧血が強くなっている。治療開始9年後の現在、ガンは広がっている。

ステージⅣ、光線治療で腹水消失 男性 59歳 会社員

仕事が多忙で健診は受けていなかった。57歳時、腹部膨満感で検査を受けたところ胃ガンと診断された。ステージⅣで手術はできず抗ガン剤治療となった。

親戚の紹介で当付属診療所を受診を受診を開始した(1000-4008番使用)。治療1~2ヶ月で腹水がなくなり、治療1年後、ガンが小さくなった。ガンが小さくなった。診断時余命半年と言われたが治療2年後まで抗ガン剤と光線治療で体調はよかった。治療3年目から肝臓転移が数ヶ月でっ出勤している。

ピロリ菌除菌の逆流性食道炎 女性 63歳 主婦

53歳時、更年期症状があり病院各科で検診を受けたところピロリ菌が陽性のため抗生物質で除菌した。除菌から胃のもたれ、吐き気、上腹部の冷えなどの症状があり、胃内視鏡検査では逆流性食道炎の診断で薬を処方されたが、薬では症状が改善が十分でなかった。

自宅で3001-4008番を使用して光線治療を行い、治療半年で症状が改善してきた。

光線研究 一般財団法人 光線研究 第599号 -引用ー

皆様のご健康の参考になれば幸いです。

下段からは、可視総合光線療法-治療報告と症例集 監修者 黒田 一明

財団法人光線研究所/引用になります。

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胃ガン症状で緊急に知りたい方へ引用しました。

治験症例5 胃切除後の胸やけ、下痢が治り、体重も回復

胃切除後の食欲不振/67歳・女性・主婦/身長157cm・体重53kg

◆症状の経過

67歳時、市のガン検診で胃ガンと診断され、胃の3分2を切除する手術を受けた。退院ごは、胸やけ、傷口の痛み、下痢など、胃切除後の起きる諸症状が続き、食欲がないために、親戚の紹介で当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボンは1000-4008番を使用し、両足裏部⑦両膝部②正中部28各10分間、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥左右咽頭部④を各分間照射。⑦②①⑤⑥は集光器使用せず、28は1号集光器使用、④は2号集光器使用。

◆治療の経過

光線治療により、足が温まり、よく眠れ、夜間尿の回数が減ってきた。治療3ヵ月で胸やけ、下痢が治り、食欲も出て・傷口の痛みやつっぱり感も軽くなった。

胃ガン術後の経過はすこぶる順調で、術後5年目の現在、腹筋を強化するためにカラオケ教室、足腰を強化するためスイミングプールに通っている。術前は56kgだった体重が、術後47kgまで落ちたが、現在は53kgまで回復している。

治験症例6 胃ガン術後の骨密度低下が回復、血行も改善

胃切除後の胃障害/53歳・男性・会社員

◆症状の経過

53歳時、胃ガンで胃に4分の3を切除する手術を受けた。術後の体調回復のために、当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボン1000-4008番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②各10分間、腹部⑤・腰部⑥(以上集光器使用せず)・正中部28・後頭部③(以上1号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過

初診時は著明に低かった骨密度は、治療2ヵ月半で増加が認められた。加速度脈波からみた血行動態の得点は、+4から+29に改善し、同時に初診時は低かった血圧も、85/52mmHgまで上がってきている。

治験症例7 胃の全摘術後の体調が順調に回復、胆石も消失

胃ガン術後の胆石/62歳時・女性・主婦/身長158cm・体重55kg

◆症状の経過

60歳時、市のガン検診で胃ガンと診断されて、いの全摘手術を受けた。術後は体重57kgから46kgまで減少した。全身状態回復のために、友人の紹介で当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボンは100-4008番を使用し、両足裏部⑦・両足首部①・両膝部②・腰部⑥(以上集光器使用せず)各10分間、左右下腹部23.24・後頭部③(以上1号集光器使用)各5分間照射。

◆治療の経過

治療によって足が温まり、食欲が徐々に改善してきた。治療初期は下痢がなかなかよくならなかったが、治療3ヵ月後から便通も改善された。

治療1年後の超音波検査で、直径8㎜の胆石があることが判明した。痛みはないが、念のため肝臓部27(2号集光器使用)・背正中部28(1号集光器使用)各10分間の照射を追加した。治療2年後の現在、全身状態は大変よく、家事は問題なく行うことができる。体重も55kgまで回復した。

順調な経過ぶりは、加速度脈波からみた血行動態の得点(-42から+10に改善)からも確認できる。1年前指摘された胆石は、いつの間にか消失していた。

治験症例8 胃ガン術後に見つかった緑内障の症状が安定

胃ガン術後、緑内障/52歳・女性・保険外交員/身長157cm・体重46kg

◆症状の経過

51歳時、胃痛・胸やけがあり、病院の検査で胃ガンと診断され、手術(胃の5分の4を切除)を受けた。退院後から眼痛がときどき見られるようになり、受診した眼科緑内障と診断された。

視野狭窄の所見はなかったが、眼圧は両眼とも40㎜Hgと高く、点眼薬の使用を始めた。胃ガン術後の体調の改善、緑内障の進行予防を希望して、友人の紹介で当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボンは3001-4008番使用し、両足裏部⑦・両膝部②・背正中部28各10分間、両足首部①・腹部⑤・腰部⑥・後頭部③・左右こめかみ部36.37各5分間照射。⑦①②⑤⑥以上集光器使用せず、28③以上1号集光器使用、36.37以上2号集光器使用。

◆治療の経過

光線治療は自宅で毎日行った。光線治療前には眼圧が20~25㎜Hgと高めだったが、治療3週間で眼圧が10~15㎜Hgと下がり、眼圧担当医が不思議そうな顔をした。

治療2ヶ月で、眼の充血や眼の周囲の重い感じが少なくなった。1日4~5回に分けて食事をとっているが、胃や胃の後ろあたりの重たい感じが少しずつとれて、外出する気力も出てきた。光線治療1年後、胃の状態、便通などの腹部の調子はよく、体重はやっと1kg増え、緑内障の安定している。

◆コメント

手術を機会に体調を崩すことは少なくない。本治験例も胃ガンの術後、緑内障を発症した。胃ガンの再発不安の緑内障の不安も加わり、体調はさらに悪化した。このような状況に対しては、まず充分な睡眠をとり、決して無理をせず休むことが大切である。

光線照射は心地よい眠りを誘引するので、体力の回復に大きく寄与することが期待できる。また、光線療法は緑内障に対して全身の血行改善と、利尿効果により、眼圧を下げるように作用する。

本治験例はまだ治療1年目だが、眼圧は安定し、気力や体力が徐々に向上してきている。当所で測定した加速度脈波からみた末梢血液循環を表す得点も改善している。

治験症例9 胃ガン全摘出後も骨密度の数値が良好

胃ガン術後/69歳・女性・主婦/体重47kg

◆症状の経過

46歳時、子宮筋腫が見つかったが、半年の光線治療で完治した、60歳時、腰部脊柱管狭窄症のため手術を受けた。63歳時には、胃ガンのため胃を全摘する手術を受けた。

術後は体重が36kgまで減少したため、光線療法を毎日継続した。69歳になって卵巣腫瘍、右下肢のしびれや痛みのため当付属診療所を受診した。胃の全摘手術を受けると、一般的に骨代謝障害により骨密度が低下するが、光線治療を継続していたため、受診時に当所で測定した患者の骨密度は正常値であった。

現在は、足の冷え、右下肢のしびれや痛みに対して、治療用カーボン1000-3001番を使用し、両足裏部⑦・両膝部②・ひふく筋部29・後大腿部30・腰部⑥(以上集光器使用せず)・左右下腹部23.24・背正中部28(以上1号集光器使用)・上腹部⑪(2号集光器)各5~10分間の照射を続けている。現在、体重は47kgまで回復した。

可視総合光線療法-治療報告と症例集 財団法人光線研究所 発行 -引用-

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