ガンの三大療法の後遺症・副作用に可視総合光線療法での効果が見られた症例

ガンは、死因別年間死亡者数の第一位で毎年30万人以上が亡くなります。病院でのガンの三大療法は、基本的に「外科治療」「抗がん剤治療」「放射線治療」の三種類です。ガンの種類やステージ(病期)などの検査結果に加え、年齢や性別、環境や希望などを総合的に判断して治療方法が提案されます。

2以上の治療を組み合わせることもありますが、いずれの治療も後遺症や副作用がでる可能性があります。可視総合光線療法の併用で、この症状の軽減や回復を早めたり、体調を維持する効果が期待できます。

■外科治療

ガン病巣やその臓器周辺組織を切除します。早期ガンであれば手術が積極的に提案されます。検査では分からない微小転移がなければ完治の可能性が高いのがメリットですが、創傷部の治癒と全身の体力回復に時間がかかること、切除による臓器機能低下や機能喪失があります。

■抗ガン剤治療

ガン細胞を死滅させたりガン細胞の増殖を制御したりする治療方法です。血液を介して全身を巡るため微小転移にも効果がある一方で、ガン細胞以外の正常細胞にも影響を与えるため吐き気、倦怠感、脱毛、しびれや造血器官への障害など副作用が避けられず、患者さんには辛い治療になる場合があります。

■放射線治療

ガン病巣部に放射線を当てて、がん細胞を死滅させる局所療法です。放射線を当てた部分の皮膚や粘膜の炎症、吐き気や倦怠感など放射線障害が現れることがあります。

■可視総合光線療法

本療法の光と熱エネルギーは、血液状態を改善し手術後の創傷患部の炎症物質や老廃物の除去を促し、肉芽再生作用により皮膚をきれいな状態に戻す効果が期待できます。また消化機能の働きを良くするため食欲が出たり、睡眠の質を良くするなどの全身状態を整えます。

内分泌系や自律神経系などの生理機能を調節し、抗ガン剤や放射線によりダメージを受けた正常細胞や各臓器の働きを回復させます。病院治療終了後も光線治療の継続により体力で生産されるビタミンDが免疫力強化に寄与し、ガンの再発予防やガンが体内に残っている場合でもガン進行抑制などの効果が期待できます。

◆治療用カーボン

1000-4008番、1000-3001番、1000-5000番、などを使用

◆照射部位、照射時間

基本照射部位である両足裏部⑦、両足首①、両膝部②、腹部⑤、腰部⑥(以上集光器使用せず)、後頭部③(1号集光器使用)または左右咽頭部④(2号集光器使用)各5~10分間照射。ガンの種類や進行具合などを考慮し、他の直接照射を追加する。

【注意】病院治療の影響により体調が優れないときは光線治療は無理をさせずできるところまで照射するか、もしくはその日の光線治療は休んでも構わない。

■ハーバード大学の研究(2006年)

血中ビタミンD濃度が25㎜o/ℓ増加すると全ガン発症率17%低下し、全ガン死亡者数は29%低下した。以下3っの作用がガンの増殖を抑えると考えられる。

①腫瘍の血管新生を抑制

がん細胞は新たな血管を作り栄養を取り込もうとするがビタミンD血管新生を抑えてがん細胞に栄養がいくのを防ぐ。

②腫瘍細胞の増殖を抑制

細胞増殖に関与する酵素系、もしくは増殖シグナルを抑制し腫瘍細胞の増殖を抑える。さらに腫瘍細胞にあるビタミンD受容体と結合して、ガン抑制遺伝子に働きかける。

③ガン細胞のアポトーシス促進

細胞にはアポトーシスといわれる寿命があるが、がん細胞は突然変異によってその寿命がなくなっている。ビタミンDが作用することでガン細胞が寿命を抑えるようになる。

■治療例1 肺ガン術後

78歳 男性 162cm 52kg

◆症状の経過

8ヵ月前頃、頭が重くなりフラフラした。陽気のせいかと思ったが念のため内科を受診した結果、左肺が真っ白で「肺ガン」と診断された。2か月後に胸腔鏡下手術で左肺上葉部を切除した。ガンは初期のため、術後治療は行わず経過観察となったが、術痕の痛みとツレが気になっていた。

また入院中にふらつき転倒し、額をぶつけて出血した。出血と痛みは治ったが、傷痕が気になるのでこの治療も合わせ、以前から使用していた光線治療を行う事にした。照射方法の確認のため当付属診療所を受診した。

◆光線治療

治療用カーボンは、1000-4008を使用し、⑦②⑤⑥、左肺横の術痕(一号器使用)、額の傷痕(2剛集光使用)。⑦、左肺横の術痕、額の傷痕各10分間、その他の部位は5分間照射。

◆治療のの経過

自宅で毎日光線療法を行った。術後に感じていた冷えが和らぎ、低下していた体力が徐々に回復してくるのを実感した。肺がん術痕は1ヵ月で痛みとツレは解消し、好きな植木の手入れを長時間していても気にならなくなった。額の傷痕も徐々に薄くなり半年後の現在目立たなっくなった。

肺がん術後の経過は順調で再発はなく、体重は術前と変わらず維持できている。光線治療は継続中である。

可視総合光線療法の照射部位
光線療法の光線照射部位

治療例2 大腸ガン術後・抗がん剤副作用による色素沈着

79歳 女性 主婦 147cm 46kg

◆症状の経過

1年前の健康診断で直腸ガンが見つかり手術を受けた。周囲リンパ節の転移もあり、術後に半年間の抗ガン剤ゼローダの治療を始めた。1ヵ月経過し、目立った副作用は無く体調は良かったが、この状態を維持できればと思い以前から時々行っていた光線療法を行うため当付属診療所を受診した。

◆光線治療

1000-4008番の治療用カーボンを使用し、⑦①②⑤⑥各10分間照射。

治療の経過

抗ガン剤治療4回目終了後、手足の黒ずみが目立ってきた。病院では抗ガン剤の副作用による色素沈着と言われた。当所再受診に、両手の平と甲(以上集光器使用せず)、左右咽頭部④(2号集光器使用)各5分間追加照射した。

抗ガン剤の服用が終了して1ヵ月後、手足の黒ずみは徐々に薄くなってきた。2ヵ月後にはさらにキレイになり、ほぼ元の状態に戻った。術後1年後の定期検査では異常はなく、病院の担当医から「経過は順調。副作用も他の人に比べて軽かった」と言われた。光線療法は再発予防のため継続中である。

治療例3 乳がん術後・放射線治療後遺症による皮膚炎

71歳 女性 主婦 152cm 45kg

◆症状の経過

一年半前に右乳房外側のしこりに気付いた。病院を受診したところ、「乳ガン」と診断された。しかも右乳房だけでなく左乳房にもガンがあった。後日左右とも温存手術を受け、術後に放射線治療と3カ月間の抗ガン剤治療を受けることになった。

術後治療の経過を良くするために、以前胃炎治療で効果的だった光線治療を思い出し、治療方法確認のため当付属診療所を受診した。

◆光線治療

1000-4008番の治療用カーボンを使用し、⑦②⑤⑥各10分間照射。

◆治療の経過

光線治療を自宅で毎日行った。抗ガン剤治療開始で副作用の手足のしびれや吐き気がでてきた。また同時期に放射線治療も行ったところ、胸の皮膚が日焼け後のように赤くなり、ビリビリした痛痒さが気になった。

当所で再診時に、両手の平と胸全体(以上集光器使用せず)各10分間の追加照射を指示した。胸全体の照射は40cm程離して照射した。胸の皮膚炎は光線照射をすると痛痒さが和らぎ、2週間で完治した。3か月後、抗ガン剤治療が終了し家事や歩行に支障を感じていた手足のしびれはまだ若干残るが、以前と比べて軽くなり日常生活に支障はなくなった。

食欲もあり、術後3kg減った体重も術前と同じに戻った。画像検査上、ガンは消失しているが、念のため分子標的薬ハ-セプチンを1年間続けることになったので、体調維持と副作用軽減のため光線治療は継続している。

【引用】◆ 光線研究 ◆ 一般財団法人光線研究 発行591号 

平成30年1月11日現在

多くの方に情報をお届けできれば幸いです。