トリガーポイントとは筋肉痛の治療点

トリガーポイント(誘発点)は、筋肉を取り巻く強靭な組織「筋膜」と呼ばれる過敏性スポットです。

刺激されたトリガー(引き金)は、痛みを引き起こし、痛みで苦しんでいる片頭痛や頭痛の緊張は、首や肩の刺激を受けたトリガーによって引き起こされる事もあります。

また、上部腰椎または下部腰椎の腰痛、坐骨神経痛、股関節痛などの関節痛は、腹部のトリガーから来ることもあります。

トリガーポイント自体が常に痛みを伴うわけではないので、患者様が経験している痛みの本当の原因を見つけることが困難なことも有りますので施術を慎重に行わないといけません。

トリガーポイント(筋筋膜性疼痛症候群)と痛み

慢性的なトリガーポイントの筋痛患者様には様々な症状が有りますが、その1つの特徴には、筋肉の繊維に牽状硬結と呼ばれる硬い「しこり」がある事です。

硬い「しこり」をトリガーポイントと言いますが、「しこり」を押すとそこから離れた部位で響くような痛み鈍痛を感じる事があります、それを「関連痛」と呼ばれています。

トリガーポイント
筋繊維に形成されたトリガーポイント

トリガーポイントの痛みと関連痛

トリガーポイントの特徴:「関連痛」痛みの原因となる部位から離れて部位に放散痛として現れる現象です。

「関連痛」:痛みの原因は生理学的な根拠がまだ判明されていません。

(1864)Martyn氏が関連痛に関する発表

(1948)Jay J. Keegan氏のデルマトーム

(1983)David Simons氏 

シモンズ氏によると、正常な骨格筋 サルコメアsarcomereは均一あるが、トリガーポイントでは サルコメアが短縮し離れた部位で伸張しているために緊張を生じる。(筋筋膜性疼痛症候群)

トリガーポイントの慢性的原因

  1.  お仕事や運動などの反復運動・過負荷による筋肉の使い過ぎによる筋肉疲労が原因
  2.  筋緊張が高まると痛覚受容器が分布する筋肉・筋膜に無理が加わって痛みが出やすい
  3.  筋収縮が起き血管が圧迫されると筋肉への血流障害がおきブラジキニン発痛物質やプロタスグランジンが痛みを強める
  4.  他の症状としては、シビレ・感覚麻痺・運動制限・筋力低下がみられる

トリガーポイントの「関連痛」症状は

※関連痛の症状は

  1. ジャンプサイン :トリガーポイントの圧迫は飛び上がるような強い痛み誘発させることもあります。
  2. トリガーポイントは、交感神経が興奮し立毛を引き起こしますし 発汗などの自律神経反応も引き起こします。
  3. 心療内科・精神的なストレスにより、体に炎症を起こし神経性頭痛・歯の痛み・急性腰痛や背中に強い痛みをおこすことが有りかす。
  4. 他の症状としては、シビレ・感覚麻痺・運動制限・筋力低下がみられる。

ロナルドメルザックは、トリガーポイントが出現しやすい部位と経穴が存在する部位の多くが71%の高確率で経穴部位と一致していると公表した。

四肢の場合

  • 感覚麻痺・痛覚過敏
  • 筋力低下・関節の可動域制限
  • シビレ・ジンジン・ピリピリの感覚異常

自律神経系-交感神経興奮

  • 平衡障害、めまい、耳鳴り
  • 足腰の冷え・手先足先の冷え・発汗異常
  • 自律神経失調症状(不定愁訴)
  • 吐き気・食欲不振・慢性下痢・生理痛
  • 慢性疲労・眼精疲労
  • うつ症状・睡眠障害

トリガーポイント症状の連鎖と慢性化

トリガーポイントは、「関連痛」により痛みの連鎖がおこり、関連痛域を拡張させトリガーポイントを新しく形成させ、二次的なトリガーポイントが生じ 痛みの連鎖を繰り返し慢性的な症状をおこしより複雑化、治療を長期化させる傾向が高い。

トリガーポイントがよくみられる筋肉部位

頸半挙筋・後頸筋・肩甲挙筋・棘上筋・棘下筋・僧帽筋・上腕三頭筋・後背筋・胸腸肋筋・腰腸肋筋・中臀筋・大臀筋・多裂筋・梨状筋・etc.

トリガーポイントは痛むところを刺激しても改善しません

「関連痛」の痛みの出ている範囲に刺激を入れても改善いません

トリガーポイントの圧痛点に妥当な刺激を入れて初めて治療効果が現れます。このことで慢性痛につながる大きな要因にもなっています。

トリガーポイント療法の導入

トリガーポイントは 、デビッド·シモンズ博士によって開発されました。

「 筋筋膜性疼痛と機能障害 」 と呼ばれています。

トリガーポイントの分布図を作成し 原因不明の疼痛状態の多くがトリガーポイント(牽状硬結)と関連する筋肉痛または患部の痛みを引き起こす関連痛と定義づけた。

現在の当院治療施術のもとになるのは、骨盤矯正(仙腸関節の機能障害改善) 脊椎調整椎間孔のスペース改善と脊椎の可動をうながすことです。

CMRT:内臓反射療法-内臓にゆらぎを持たせ 活性化させるトリガーポイント療法で解放をおこない筋膜と筋緊張も同時に治療施術いたします。

筋肉調整はトリガーポイントアナトミー・トレインの応用です。

※手技による治療施術ですが、筋深部の過緊張が解除できない筋部位に超音波治療器を使用することもあります。

テンセグリティ,アナトミートレイン
アナトミートレイン-テンセグリティ構造

アナトミートレイン構造のバランスのための筋膜リリース

アナトミートレインとは、体の筋膜を「駅」「軌道」と言うような筋筋膜網連結や伝達系の動作を電車が走る線路にたとえ、つながっている各筋肉群及び腱膜などを解剖学的に解析した考え方です。

超音波治療器 <US-711>筋肉の奧の深い疾患部に

超音波治療器を施術に取り入れ疾患部に刺激を入れ、超音波治療器を筋筋膜性疼痛症候群-トリガーポイントに応用し、超音波治療器<US-711>による【トリガーポイント/筋筋膜性疼痛症候群】の治療法を行っております。

超音波治療器 イトー US-711
超音波治療器 イトー US-711

※手技治療院 康学舎でもトリガーポイントの施術を参考に頭痛、腰痛、下肢の痛みなど治療施術に取り入れていますが、常に痛みの原因を視野に入れ 治療に努めております。

フリー百科事典『ウィキペディア』Wikipedia より トリガーポイント(筋筋膜性疼痛症候群)引用

Wikipedia【最初の警告】

Dr.Janet G. TravellとDr.David G. Simonsは執筆した『Travell & Simons’ Myofascial Pain and Dysfunction: The Trigger Point Manual (筋筋膜性疼痛と機能障害:トリガーポイントマニュアル)』にて、痛みの部位毎に誤診される可能性がある病名の例を上げ、筋筋膜性疼痛症候群が他の病気と誤診されているとの警告を出した。

Dr.Janet G. TravellとDr.David G. Simonsによる警告の他、後発の他の医学書などでも多くの警告が発せられている。例えばDr.I. Jon Russell が執筆した『Clinical overview and pathogenesis of the fibromyalgia syndrome, myofascial 』では、以下のような警告が書かれている。

(日本語要約) 筋肉そのものを起源とする痛みを持った多くの患者は、脊髄・椎間板の異常、腱炎、関節炎、滑液包炎、手根管症候群、顎関節症を含む他の病気と誤診されている。

日本では使用している言語の違いもあり、日本人にとってこれらの警告を直接的に見聞きする機会は非常に少なく認知度も低い。

日本では、多くの筋筋膜性疼痛症候群を治療している整形外科医の加茂淳氏などが、この誤診に関する警告を発しているが、その警告に対して十分な検討がなされているとは言えず、筋筋膜性疼痛症候群に対する認知も進んでいない。

実際に、他国では国際筋痛症学会(International MYOPAIN Society)など筋筋膜性疼痛症候群を含む筋肉の疾患について研究する学会も組織されているが、日本ではこのような組織も無く、筋筋膜性疼痛症候群の情報を探しても日本語の文献は非常に少ない状態である。

概要

激しい運動等の過負荷により筋肉が微少損傷を受けた場合、その部分の筋肉が収縮して、一般に言う筋肉痛の症状が現れ、通常は数日から数週間で自己回復する。

しかし、回復の過程でさらに過負荷をかけたり、冷やしたりして血行の悪い状態にすると、この収縮が元に戻らなくなり、筋肉が拘縮状態になり痛みを発生し続ける。

この状態を「索状硬結(さくじょうこうけつ、Taut Band)」または「筋硬結(きんこうけつ、Muscle Knots)」と呼び、索状硬結部位へ物理的に力を加えると強い痛みを感じる事から、この状態の部位を圧痛点 (Tender Point) と呼ぶ。

この病気の特徴の一つに、痛みは索状硬結部位だけでなく、その部位をはじめに周辺まで広い範囲に疼痛を発生させるという点がある(関連痛)。

圧痛点の中で物理的に力を加えると周辺部まで強い痛みを感じさせる圧痛点を特にトリガーポイント(発痛点)と呼ぶ。例えば、腰の横の部分にある小臀筋に発生したトリガーポイントは、足全体に疼痛を引き起こすことがある。

疼痛の感じ方は人それぞれであり、同じ人でも時間の経過と共に、疼痛の種類、疼痛の部位が変化する場合もある。

また、現在、特に日本ではこの病気に対する認知度が医師、患者の双方で非常に低いため、初期の段階で適切な治療を受ける事が難しく、治療の開始が遅れることにより、痛みの信号を脳に長時間に渡って入れて慢性化させ、まだ解明しきれていない複雑な脳の働きも関与させてしまい、完治を難しくしている実状もある。

Wikipedia より トリガーポイント(筋筋膜性疼痛症候群)引用

※どの様な治療法も100%はありえないです。

施術者は患者様に常に謙虚に対応しければ成りません。