スポーツ外傷-大腿骨大転子部滑液包炎

大腿骨大転子部滑液包炎はマラソンやサッカーなどで発病するスポーツ外傷の一つで、股関節の外側に強みがでます。

股関節部の大転子における滑液包炎の痛み原因、症状についての説明します。

滑液包:筋や腱が互いに骨・軟骨・靱帯などに接するあいだにある扁平な小袋で滑膜 腔内(関節包)に少量の滑液があり摩擦を軽減させます。骨や軟骨が皮膚に接する部分にあり筋とは関係のない皮下滑液包です。

大腿骨の頚部が大転子
矢印は、大腿骨の大転子を指しています
大転子が痛い鼠径部の痛み
大腿骨大転子部滑液包炎

Inflamed trochanteic bursae:大転子部滑液包炎

Muscle:筋肉

Femur:大腿骨

大転子部滑液包炎の原因

大転子と臀筋群の間に滑液を包んだ袋があり これが股関節の動き滑りを良くする働きがあります。この袋が大転子滑液包です。

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大転子部滑液包炎

          Bursa:滑液嚢

          Bone:骨

          Tendon:腱

大腿筋膜張筋は腸脛靭帯として膝の下まで伸びます
    【大腿筋膜張筋】

外側で動く筋肉が大腿筋膜張筋で、腸脛靭帯が膝の下まで伸びていきます。大腿筋膜張筋は、股関節の外転筋ですが、股関節の屈曲筋が働く際、股関節が外旋するのを防ぐ役目を担っています。この筋肉の触診は容易です。立ったまま、足を真横に持ち上げます。

更に調べる側の筋肉の上前腸骨棘の下部を触り、外転、内転を繰り返します。大腿筋膜張筋の緊張と弛緩を、触診にて確認することが出来ます。

【大腿筋膜張筋の主な働き】

大腿を屈曲、外転、内旋させます。

                          一部引用:筋肉.guide

原因

大腿骨大転子部滑液包炎の発病の原因を理解するには、影響を受ける腰部、下肢の解剖を知る必要があります。最初に明確にしなければならないのは、大転子(股関節)になります。大転子には多くの筋肉・靭帯の付着部で常に強い機械的ストレスを受けている領域です。

大転子部滑液包炎は、股関節の屈曲、伸展運動を繰り返しの過度な運動、使い過ぎ(走り過ぎ)が原因で滑液胞に炎症がおき、大腿部から股関節にかけて痛みが出現し、不適切なスポーツの結果で発症し、適切な骨格・筋肉運動ができる様に筋肉の再教育が予防につながります。

早めに対応しないと慢性痛につながりやすいのも特徴です。

股関節と骨盤周りの筋肉を柔軟にする軽ストレッチ運動療法をお勧めすることもあります。

股関節の大転子に付着している筋肉群
股関節の大転子に付着している筋肉群

股関節の大転子に付着している筋肉群「梨状筋」「外閉鎖筋」「内閉鎖筋」「「上双子筋」「下双子筋」「大腿方形筋」その大転子上に大腿筋膜張筋が覆いかぶさり腸脛靭帯につながり膝関節に付着します。小転子に付着している腸骨筋、大転子、小転子、体幹の深部腹筋群、インナーマッスルの使い方をインストールが必要です。

股関節に異常をきたすと膝関節外縁、鼠蹊部に痛みがでる事もあります。

大転子部滑液包炎の症状

症状は外側股関節部位に痛みは発生し、膝や足首にまで疼痛が広がることもあります。腰痛疾患、股関節形成不全、骨粗鬆症、リウマチ関節炎のような病歴がある場合には、一度、整形外科の検査をおすすめします。

大転子部滑液包炎の症状

  • 股関節を動かすと痛みが走る(歩くと痛い)
  • 股関節の動きのに関わらず痛む(寝る時に痛みがでる)
  • 股関節の周囲の腫れ 
  • 股関節付近の皮膚の赤み
  • 股関節付近の熱ぽさ、嚢に触れると痛みや圧痛

大転子部滑液包炎の治療/施術

骨盤、仙骨、股関節の矯正をブロックを用いて「骨盤矯正」をおこない

腰椎の前湾、後湾矯正と骨盤の後屈、前屈の矯正をおこない基本的な骨格を調整(下肢、鼠径部の筋肉バランスの修正)し、必要であれば炎症に対する施術(治療)をおこないます。

【重要】大腰筋・梨状筋の相互バランスをとり股関節の可動域の確認と、少しの時間 身体を休め炎症を止めるようにする事です。

腸腰筋・大腰筋治療施術
腸腰筋・大腰筋の施術

基本的に症状の原因は、股関節周辺の筋肉酷使、殿筋・下肢筋肉群の過緊張、大腿筋膜張筋の過緊張、腸腰筋・大腰筋の伸展傷害などが考えられます。

もし極度の炎症症状の場合は、病院での検査をおすすめする事もあります。

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