サッカーに多いスポーツヘルニヤ・鼠蹊部ヘルニア

初めに鼠径部ヘルニアは、先天性または後天性のいずれかであり、鼠径部ヘルニアは、腹膜の袋状突起及び鼠径管の領域における腹壁のすき間を通って腹部内臓の通路があります。鼠径部ヘルニアの約80%が男性でおこり易いです。

 

鼠径ヘルニアは、腸の一部が鼠径管、腹膜へ飛び出た状態です。一般的には「脱腸」と呼ばれています。典型的には、腹部の力を入れると脚の付け根に痛み、腫れで触知されます。

鼠径ヘルニアで鼠蹊部の痛み原因
スポーツヘルニア「鼠径ヘルニア」
鼠径ヘルニヤの原因/症状
    ヘルニア嚢(ヘルニアの袋)

鼠径部下の大腿の筋力、筋膜が弱くなって膨らみを発生させヘルニア嚢(ヘルニアの袋)と呼ばれる袋が形成されます。

多くの選手はスポーツヘルニア「鼠径ヘルニア」をもっています。ベットから出るときなどに少し痛みを感じ、それが日常生活にまで不都合を起こすとうになると早の外科的処置をおすすめます。

 

本来ならお腹の中にあるはずの腸の一部などが、鼠径部の筋膜の間から飛び出した状態(脱腸)になります。

鼠径部には鼠径管と呼ばれるくだがあり、鼠径管の入口が緩んで腹膜が脱出しヘルニア嚢と呼ばれる袋が形成されます。問題はヘルニア嚢は一度形成されるとなくなりません、お腹に力を入れた時に腸が飛び出してきます。

鼠径ヘルニヤ、鼠蹊部の痛み
鼠径ヘルニヤの痛み

スポーツヘルニア・鼠蹊部ヘルニアの原因/症状

スポーツヘルニア痛みの原因は鼠径部の筋膜に強い腹圧がかかり、鼠径管周囲の筋膜や軟部組織圧迫され痛みが発生します。 

ラクビー、サッカー、野球などキック動作、強いステップを繰り返す運動選手に多くみられます。

キック時の股関節の屈曲、内転、捻りが腹部に強い圧力の掛かる動作が原因と考えられます。

スポーツヘルニアの症状は、初期症状は、立っている時やスポーツ中に鼠径部にこぶの様なふくらみが感じられます。また鼠径部の違和感、ツッパリ感を感じる方もいます。症状が進むと特定の動作を繰り返すと痛みがで初め、腹圧が大きくなると強い痛みがで始めます。

スポーツヘルニヤの注意点

スポーツヘルニヤの初期時は、鼠径部のふくらみを手で押し込むと戻りますが、時間の経過に伴い押さえても引っ込まなくなる事があります。

この状態をヘルニアの嵌頓(かんとん)と言いますが、戻らないまま放っておくと 飛び出した腸管が腐って腹膜炎の状態になってしまいます、 急いで外科処置をしないと生命にかかわります。

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鼠径ヘルニア

スポーツヘルニヤはサッカー選手に多く、キック時の股関節の屈曲、内転、捻りが腹部に強い圧力の掛かる動作が原因と考えられます。

 

スポーツヘルニヤのリハビリテーションはNG

腹圧をかけますとヘルニア嚢に腸が流動し、袋が拡張します。

スポーツヘルニヤのリハビリテーションは注意して適切なトレーナー責任で対応してください。

具体的なリハビリテーション

         
         
   
  1. 内転筋と腰背部、ハムストリングの拘縮除去
    強刺激のマッサージを拘縮が改善するまでできる限りの頻度で行う
     
  2. 腹筋の訓練
    激しい腹筋の筋力アップではなく、膝、股関節を屈曲させ、上体を少し起こした位置で静止し腹筋を鍛えます。
     
  3. 股関節外転・伸展筋力訓練
    立位でのゴムチューブ、うつ伏せの状態での反対側の手と足を上げるなど
     
  4. 立位で全身を使うスイング
    支持棒をつかんで片脚で立ち、もう一方の足を前方から後方へ、外から内へスイングする。
     
  5. リハビリを進める中で、股関節を最大可動域まで開いても痛みが生じないレベルまで股関節の拘縮が改善し、外転・伸展筋力も痛みなく最大筋力を発揮できるようになってはじめてランニングやキックを再開させることができます。

 

                                     引用:スポーツ医学.jpより

鼠径周辺部痛 -筋力低下と筋バランスの乱れが原因

Medical Tribune Vol. 34, No. 40, p12, 2001より

鼠径周辺部痛 -筋力低下と筋バランスの乱れが原因 川口工業総合病院(埼玉県)整形外科の仁賀定雄医長は、1994-2001年における同科受診の404例 (男性359、女性45例、平均年齢22.4歳) のほとんどは股関節周辺の筋バランスの乱れが原因と考えられ、バランス改善を目指した保存的治療が効果を上げていると報告した。


86%は原疾患を鑑別できず特にサッカー選手に多発する鼠径周辺部痛は慢性化しやすい。鼠径周辺部痛の診療アプローチは国ごとで違い、米国、英国、オーストラリアなどでは潜在性ヘルニア(スポーツヘルニア)としてヘルニア修復術が施行されているほか、スペインなどでは内転筋腱・腹直筋腱付着部炎として腱切離術が、ブラジルやイタリアでは恥骨結合炎として保存療法が行われている。


仁賀医長は、各国の診療アプローチはそれぞれ、筋腱の柔軟性と股関節周囲筋力の向上を図り、筋バランス回復を促していると説明した。404例の種目別割合はサッカーが68%と圧倒的に多く、以下、ラグビー(7%)、アメリカンフットボール(4%)、長距離走(4%)、野球(3%)など。検討した296例の疼痛部位は、大腿内側近位部(腱の付け根)が68%、鼠径管部が63%、下腹部が27%、大腿前面近位部が20%、精巣周囲が18%(複数回答)。恥骨結合部そのものの痛みを訴える患者は296例中4例と少なかった。鑑別できた原疾患は、内転筋腱炎・損傷(5%)、剥離骨折・疲労骨折(4%)、真性鼠径ヘルニア(1%)などだが、86%は鑑別できず、


疼痛の原因は不明のまま。同科では当初、長期間のスポーツ中止かスポーツヘルニア手術のどちらかを選択していたが、鑑別診断能が向上して手術適応が絞られてきたことや、積極的な保存的治療のノウハウが蓄積されてきたことで、近年では手術例は減少している。


 同医長は「腰痛合併例、内転筋またはハムストリング拘縮例、股関節周囲筋力低下例などには拘縮を除去し、筋力を強化させるなどの改善策を取っていることで、早急に復帰しなければならないプロ選手などを除けば、保存的治療でほぼ対処できている」と述べた。

 

同医長は「ほとんどの症例は腹背部、ハムストリング、内転筋の拘縮を改善させ、股関節周辺の筋をバランスよく鍛え、腹直筋や内転筋付着部への負荷を軽減することによって復帰可能」として、「痛みの原因は、なんらかの理由で股関節周辺の筋力や筋緊張のバランスの乱れたことにあると思われた6各国の治療法は一見違うように見えるが、疼痛を緩和し、拘縮した筋腱の柔軟性を取り戻し、低下した股関節周囲筋力を増強させるうえでそれぞれ意味がある」と締めくくった。

            引用:Medical Tribune Vol. 34, No. 40, p12, 2001

鼠径部痛症候群、グロインペイン症候群
鼠径部痛症候群、グロインペイン症候群

鼠径周辺部痛スポーツヘルニア -筋力低下と筋バランスの乱れが原因

最近では、恥骨結合炎、内転筋起始部炎、スポーツヘルニアなど股関節周囲の痛みを生じる症状に対し鼠径部痛症候群「グロインペイン症候群(groin pain syndrome)」として治療を行っています。

 

スポーツヘルニヤ(鼠蹊部の痛み)治療施術の内容

スポーツヘルニヤのついての手技療法の治療法は腸腰筋、大腰筋、内転筋群の緩和法になりますが、一次的に症状の緩和軽減になりますが、

スポーツ時に強い腹圧が掛かるアスリートの方には、腹腔鏡での外科処置が必要です。

鼠径部のヘルニア嚢と呼ばれる袋が形成されるとなくなりません、お腹に力を入れた時に腸が飛び出してきます。

適切は処置を施し、内臓に無理な負担をかけず、身体に対するリスクを減らしてください。

※スポーツヘルニアは外科的処置が必要ことが多いです。

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